OWNER’S REVIEW vol.18
Indoor Picnic
ご夫婦ともに関西出身で、旦那様はweb制作会社のディレクター、奥様はアパレルブランドで商品のMDや企画を担当。ご結婚を機に神戸で注文住宅を購入されましたが、5年程経った頃奥様の東京への転勤が決まり賃貸暮らしに。その後旦那様も東京へ移動したこともあって、賃貸ではなく新築物件の購入を決められたそうです。注文住宅では当時気に入っていたノルディックスタイルに多彩なカラーを取り入れたコーディネートを楽しまれていましたが、新しい住まいも自分たちの"今"の好みを反映させた空間づくりをしたいと考えられていたそうで、設計変更が可能である事を重視しお住まい探しをしている中出会ったのが「デュフレ渋谷本町」。お互いの通勤利便性や住環境などの条件が良かったうえにカスタムオーダーシステムの充実度や設計変更などにも対応できる点が気に入り、「自由度の高さに惹かれました」と話してくださいました。
- 物件名
- :デュフレ渋谷本町
- 所在地
- :東京都渋谷区本町
- 種別
- :新築マンション
- 面積
- :59.10m²
- 間取り
- :2LDK
- 家族構成
- :ご夫婦
自然を感じさせる寛ぎの空間
お二人共通の趣味はアウトドア。奥様の仕事柄、広告撮影などで自然に触れる機会が多かったことをきっかけに夫婦二人でのキャンプを始められたそうです。次第にありきたりなキャンプでは物足りなくなり、山登りを取り入れた本格的なアウトドアへと発展していきました。神戸に住んでいた頃には六甲山に登ることが多く、キャンプ歴は約8年と中々のベテラン。揃えた道具は登山だけでなくフェスに行く際にも使用しており、東京に移られた現在も時間を見つけては足を運んでいるそうです。「最近は中々登山に行けていませんが、いつか海外の山を登りたいです。」と奥様。ニュージーランドかスイスでの登山を計画されているご様子で、楽しそうにお話しいただきました。
また、キャンプ繋がりで始まった旦那様のもう一つの趣味はカメラ。キャンプブログを開設するにあたって、景色の写真や人物写真などをより綺麗に残す為本格的に始められたそうです。現在はブログからSNSへと活動の場が変化してきているそうですが、当時ブログ関連で知り合ったキャンプ仲間との付き合いは今でも健在で、「同じタイミングで上京した仲間とも予定を合わせて登りに行ってます。」と話してくださいました。実は最近、奥様に内緒で最新のカメラを購入されたとか・・・・。アウトドアグッズがディスプレイされた空間はお二人の生活に自然と馴染んでおり、オリエンタルで落ちついた空気感とその居心地の良さから、自宅に滞在する時間も増えたそうです。
開放感と繋がりの演出
直前まで住まわれていた賃貸住宅はメゾネットタイプで開放的な空間だったこともあり、デュフレ渋谷本町ではいかに空間の広がりや繋がりを表現できるかを意識したそうです。まずは玄関スペースを広げ、好きな自転車のディスプレイ&メンテナンスができるよう「土間」スペースに。リビングまでの廊下&キッチン床は土間との繋がりを出す為にタイル張りに変更し、あえてリビング扉を取り払いトイレ扉の位置を変更することで玄関から室内へのスムーズな動線と一体感を。リビング扉を取り払った事で残った壁はアーチ型の開口にする事で、遊び心と開放感を表現しました。またリビング横の三枚引戸は擦りガラスに変更し、トータルでの抜け感の演出と光の取り込みを意識しています。
さらに室内収納も折れ戸をルーバー仕様に変更することで通気性とデザイン性を持たせ、日当たりの良いコンサバトリースペースには植栽をたくさん置く為にピクチャーレールを設置し、小鉢をハンギングできるように。
以前のお住まいから続けてきたライフスタイルの踏襲と、新たに変えてみたかった事をカスタムオーダーシステムで実現しました。
タイル貼りのダイニングスペース
植物を配した
コンサバトリー
空間を繋げる床タイル
拡張した玄関土間スペース
目で見て、肌で感じた印象を生かす空間づくり
今回設計変更を行うにあたり、雑誌だけでなく実際にカフェやショップに赴き、使用されているマテリアルやカラートーン・インテリアの合わせ方などを実際に見て、そこで感じた印象を大切にし空間づくりの参考にされたようです。
特に色のバランスには大変気を使ったそうで、雰囲気づくりのベースとなる3スタイルセレクトではDEEP(ダークカラー)を選択しましたが、ダーク系の既存家具とのバランスを考えるとそのままの壁紙では暗い印象になると思い全面を一段明るいグレーへ変更。これがうまく作用し、落ち着きがありながらも光のコントラストが活きた絶妙な空間に仕上がりました。
ダイニングスペースの壁面には半分艶のあるダークカラーのタイルを貼りしっとりとした印象にし、リビングと隣接したスタディルームを仕切る木製の連続引戸にはスチール風の見え方を狙ってアイアン塗料のシュペンパンザーを施し、灯りの照度にもこだわりました。一般的に使用される円盤型のシーリング照明は白い光が強い為、あえて照度を落とした照明を取り入れる事でラウンジカフェのような落ち着きのある心地良い空間を意識しました。
趣味の刺繍に没頭できるスタディルーム
スタディルームを飾るアート
没頭できる空間へ
元々服飾の学校に通われていた奥様のご趣味は刺繍。多忙な日々を過ごされていた時、仕事ばかりの日常を変えたいと引越しを機に始めたそうで、現在は表参道にあるワークショップに通い勉強中とのこと。「専門的な学校に通っていたこともあり、ものづくりは好きでした。」単に刺繍だけでなくバッグと組み合わせた制作など様々な手芸に挑戦しており、どれもクオリティーの高いものばかり。自宅で作業をしており、一番お気に入りのリビングソファで「テレビを見ながら刺繍に没頭する時間がいい気分転換になっています。」と奥様。
旦那様は自宅で仕事をすることもあるそうで、リビングに隣接する部屋は2人のスタディルームとなっています。「会社から離れ、居心地の良い空間で作業を行うことで新しいアイデアが浮かんでくるんです。」と仰っていました。さらに、「ここでは人と人との距離感が程よく保てるので集中して作業を進められるし、休憩の時は一緒にお茶もできる。お互い気を使わずにいられる距離感と空間が、とても絶妙で心地よいです。」と話してくださいました。
また、壁面には展示会で一目惚れしたアートを飾ることで刺激を受けているそう。クリエイティブに関わる仕事をされているお二人らしい空間になっていました。
無償セレクトのキッチン壁タイル
ガルバリウム鋼板のカウンター
コンサバトリーの床タイル
無償セレクトの洗面化粧台 壁タイル
mood swings
「カスタムオーダーシステム」で選べる3スタイルセレクトでは以前のお住まいと同じホワイトをベースにするか、落ち着いたダークトーンにするか悩まれたそうですが、気分も変えたいとの思いからDEEP(ダークカラー)をセレクトし、ガラッと印象を変えました。沢山の雑誌やショップを参考にし、イメージが固まってからは20種類から選べる水回りのアクセントタイルセレクトや75色のリビング珪藻土セレクトもスムーズに決まったそうです。
ポイントを使って設備仕様を選べるスペックセレクトでは、食器棚や洗濯機上吊戸棚といった収納まわりの充実だけではなく、空間を引き立たせる壁タイルを追加で貼り伸ばしすることに加えコンサバトリーの床タイルもアップグレードするなど、細部にまでこだわり統一感を持たせています。また、観葉植物をふんだんに配した結果、ナチュラル感を際立たせる空間となりました。
Color Select
- リビング珪藻土
No012.ブラック色ラフ仕上げ - キッチン壁タイル
ホワイト長方形タイル - 洗面化粧台 壁タイル
ブラックガラスモザイクタイル
Spec Select
- 食器棚(壁タイル・ダウンライト付)
- リビング壁タイル貼り
- コンサバトリー床タイル
グレードアップ - ピクチャーレール
- 洗濯機上吊戸棚
Customer Center Option
- ベッドルーム(1) スポットライト

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- ・写真1:旦那様がお父様から譲り受けた大切なピッケル
- ・写真2:あたたかみのあるエジソンバルブの照明器具
- ・写真3:オリエンタルなキリム柄のブランケット
- ・写真4:クラシカルな雰囲気のあるFUJIFILMのデジタルカメラ
- ・写真5:京都の民族楽器専門店で買ったジャンベとカリンバ
- ・写真6:自転車用のヘルメットもディスプレイ
- ・写真7:キャンプ用品とランプコレクション
ベッドルーム
タッセル紐で結ばれたカーテン
カーテンの吊るし方
カーテンの吊るし方一つでお部屋の雰囲気が変わります。オーガニックなテクスチャーの布をラフに吊るし、留め方もひと工夫しナチュラルな雰囲気に。布地の透け感や素材感をベッドのファブリックと合わせる事によりトータルコーディネートがうまく成立します。色もホワイトよりオフホワイト、ビビッドカラーよりニュアンスカラーと、落ち着いた色合いを掛け合わせていくことでゆったりとした穏やかな空間に仕上がります。
照明の金属パーツ
扉の金属取手
金属パーツ
新しくお住まいを購入される際に、室内で使用されている様々な金属色を意識して組み合わせていくとまとまりのあるコーディネートになります。シルバーやゴールドの他にも、ツヤやくすみなどのテクスチャー、そして使用箇所はレバーハンドルや照明器具、家電、キッチン調理器具、家具の脚などがあり、それらを揃えたり組み合わせる事により空間の雰囲気が整います。
『デュフレ渋谷本町』
LIFE BEAT
ここで、生き方の速度は自在になる。
京王新線「初台」駅から新宿へ1駅2分、渋谷もわずか7分というアクセス性と利便性を持ちながら、温かく賑わいに溢れた商店街や大型公園などの暮らしやすい環境が身近に揃う街・「初台」「幡ヶ谷」エリアに本物件は誕生しました。艶のあるブラックタイルやコンクリートの打放しをはじめとした多種多様なマテリアル、そしてデザイン性に優れたサッシ「R’s」を取り入れた大きな開口面などが都心にふさわしいスタイリッシュな印象を創出し立体感とリズム感のあるファサードを実現しています。
また、リビングの窓際にガラスに面したテラスのような空間『コンサバトリー』を導入することで、「+α」の空間提案を行っています。
インテリアにはファッションを選ぶような自由さで空間を自分好みにセレクトできる「カスタムオーダーシステム」を採用し、住まう人のライフスタイルを叶える空間づくりを行いました。
2017年竣工
